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【2023年7⽉発表】中古木造一戸建て住宅平均価格月別推移

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東京カンテイ プレスリリース / 中古木造一戸建て住宅平均価格     2023年7月10日

主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移

6月 首都圏の中古一戸建て平均価格は前月比-2.8%の3,826万円 東京都が連続下落

近畿圏は-1.9%の2,675万円、中部圏は-3.2%の2,449万円で、ともに反転下落


  • 首都圏

6月の首都圏中古一戸建て住宅価格は、前月比-2.8%の3,826万円と反転下落した。平均築年は、+1.3年と築古化した。都県別では東京都が-4.4%の5,793万円と2ヵ月連続の下落。神奈川県は-1.6%の4,214万円、千葉県は-3.3%の2,743万円、埼玉県は-1.5%の2,896万円といずれも反転下落した。全都県で平均価格が下落、首都圏全体でもマイナスに転じた。また、前月は築古化した都県がなかったが、6月は軒並み築古化した。

  • 近畿圏

近畿圏(2府4県)の平均価格は、前月比-1.9%の2,675万円と反転下落した。主要府県では、大阪府は-2.1%の2,924万円と2ヵ月連続の下落。兵庫県は-3.8%の2,695万円と再び下落に転じた。京都府は+12.3%の3,378万円と大きく反転上昇した。京都市右京区と東山区で高額事例があった。

  • 愛知県

愛知県の平均価格は-2.2%の3,038万円と反転下落した。平均土地・建物面積は前月比で拡大に転じている。中部圏(4県)全体では-3.2%の2,449万円と2ヵ月連続の上昇から反転下落した。

  • 宮城県・福岡県

宮城県の平均価格は+7.5%の2,661万円と2ヵ月連続の上昇。前年同月比も+16.5%と高い水準である。平均築年は前月比・前年同月比ともに築古化している。

福岡県の平均価格は+0.8%の2,245万円と2ヵ月連続の下落から上昇に転じた。築年数も若返りを見せている。一方、平均価格の前年同月比は-0.5%となった。

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●主要都市の平均価格動向

東京23区は前月比+2.0%の10,140万円と反転上昇し、再び1億円台となった。都下は-3.8%の4,157万円と下落に転じた。横浜市は+4.1%の4,953万円となっている。川崎市は-1.5%の5,471万円と3ヵ月連続上昇から反転下落した。相模原市は-14.0%の3,012万円と大きく反転下落。千葉市は-3.0%の2,902万円と再び下落に転じた。さいたま市は+5.9%の3,961万円と2ヵ月連続の上昇。

首都圏は、23区が高額事例の増加により反転上昇したが、都下・川崎市・相模原市・千葉市は反転下落した。

大阪市は+35.7%の5,590万円と大きく反転上昇した。高額事例によって平均価格が押し上げられたほか、平均築年が-7.1年と若返った。堺市は-3.3%の3,176万円、神戸市は-5.0%の2,848万円と反転下落。京都市は-1.4%の4,303万円と2ヵ月連続で下落した。

近畿圏主要都市は大阪市を除き下落した。

名古屋市は-7.2%の3,855万円と2ヵ月連続の下落。前年同月比でも-15.8%と大きく水準を落とした。

仙台市は-1.4%の3,279万円と再び下落に転じたものの、前年同期比は+23.0%と高い水準である。

福岡市は+5.7%の4,040万円と2ヵ月連続で上昇した。前年同月比は+5.9%。

●集計の方法

調査対象の条件:①敷地面積100~300㎡の物件 ②最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内の物件 ③木造 ④土地・建物ともに所有権の物件

対象地域

首都圏:東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県

近畿圏:大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県

中部圏:愛知県 岐阜県 三重県 静岡県

宮城県 福岡県 赤字はデータ掲出都府県

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ (株)東京カンテイ 市場調査部
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