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【2023年9⽉発表】新築小規模木造一戸建て住宅平均価格月別推移

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東京カンテイ プレスリリース / 新築小規模木造一戸建て住宅平均価格     2023年9月7日

主要都市圏・主要都市別/新築小規模木造一戸建て住宅平均価格 月別推移

8月 首都圏の新築小規模一戸建て平均価格は-0.2%の5,311万円 5ヵ月ぶりに反転下落

近畿圏は+0.3%の3,843万円で連続上昇、中部圏は+2.4%の3,844万円と反転上昇


●首都圏

8月の首都圏新築小規模一戸建て住宅の平均価格は前月比-0.2%の5,311万円と、5ヵ月ぶりに反転下落した。都県別では東京都が-2.1%の6,322万円と下落に転じた。神奈川県は+3.7%の4,809万円と反転上昇。千葉県は-3.0%の4,220万円と反転下落した。埼玉県は+1.8%の4,455万円と2ヵ月連続で上昇した。8月は東京都で下落となったが分譲戸数は増加した。直近3ヵ月の動きを見ても連続上昇は埼玉県のみで依然として価格の天井感が強い。

●近畿圏

近畿圏(2府4県)の平均価格は、+0.3%の3,843万円と2ヵ月連続で上昇した。主要府県別に見ると、大阪府が+0.6%の3,752万円で3ヵ月ぶりに上昇に転じた。一方で兵庫県は-1.4%の4,220万円と反転下落し、京都府は-4.4%の3,656万円と反転下落した。大阪府は上昇に転じたが分譲戸数が大きく減少している。兵庫県や京都府の価格の動きも鈍く、依然上値が重い状況。

●愛知県

愛知県は+2.3%の3,873万円と3ヵ月ぶりに上昇に転じた。ただし分譲戸数は減少に歯止めがかからない状況である。中部圏全体(4県)では+2.4%の3,844万円と3ヵ月ぶりに上昇に転じている。

東京都が再び下落した影響で首都圏平均がマイナスに転じたが、近畿圏と中部圏はそれぞれ上昇した。大阪府や愛知県は戸数減少が続く。

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●主要都市の平均価格動向

東京23区は前月比±0.0%の6,884万円と横ばい。都下は-1.2%の4,990万円と反転下落した。横浜市は+2.9%の4,868万円と5ヵ月ぶりに上昇に転じた。川崎市は+3.8%の5,791万円と反転上昇。相模原市は+7.5%の4,564万円と反転上昇。千葉市は+7.4%の4,434万円と反転上昇した。さいたま市は+4.2%の4,899万円と2ヵ月連続で上昇した。

大阪市は+1.7%の4,170万円と4ヵ月ぶりに反転上昇。堺市は+10.8%の3,790万円と3ヵ月ぶりに大きく上昇。神戸市は-3.2%の4,373万円と3ヵ月ぶりに反転下落。京都市は-8.3%の3,845万円と反転下落した。

名古屋市は+3.4%の4,009万円と4ヵ月ぶりに上昇に転じた。ただ分譲戸数は大きな減少が続いている。

8月は、首都圏では都下、近畿圏では神戸市と京都市の3都市のみが下落し、他都市は上昇した。東京23区や大阪市、京都市、名古屋市では昨年後半の価格水準より下がった状態が継続している。また、多くの都市で分譲戸数が減少しており、円安の更なる進行の影響で思うように供給できない状況が続いている。

●集計の方法

調査対象の条件:①敷地面積50㎡以上~100㎡未満 ②最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内の物件 ③木造 ④土地・建物ともに所有権の物件

対象地域

首都圏:東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県

近畿圏:大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県

中部圏:愛知県 岐阜県 三重県 静岡県

赤字はデータ掲出都府県 

宮城県と福岡県は供給戸数が少ないため割愛。

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ (株)東京カンテイ 市場調査部
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