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【2023年10⽉発表】中古木造一戸建て住宅平均価格月別推移

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東京カンテイ プレスリリース / 中古木造一戸建て住宅平均価格     2023年10月10日

主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移

9月 首都圏の中古一戸建て平均価格は前月比-2.5%の3,793万円 東京都が反転下落

近畿圏は+3.3%の2,873万円で反転上昇、中部圏は+1.0%の2,507万円と連続上昇


  • 首都圏

9月の首都圏中古一戸建て住宅価格は、前月比-2.5%の3,793万円と反転下落した。都県別では東京都が-6.5%の5,688万円と2ヵ月連続の上昇から下落に転じた。前年同月比は-13.9%と大きく水準を下げている。神奈川県は-0.6%の4,147万円で4ヵ月連続の下落。千葉県は-1.4%の2,689万円と連続下落した。埼玉県は+0.7%の2,878万円と3ヵ月連続下落から反転上昇した。神奈川県と千葉県は築浅化したものの価格は好転しなかった。東京都も下落に転じたことで、首都圏全体平均は反転下落。前年同月比を見ても、平均築年が変わらない中で-4.2%の水準となっている。

  • 近畿圏

近畿圏(2府4県)の平均価格は、前月比+3.3%の2,873万円と再び上昇に転じた。主要府県では、大阪府は3,147万円とほぼ横ばい。兵庫県も+8.0%の2,891万円と反転上昇した。京都府は+1.2%の3,492万円と4ヵ月連続の上昇。

  • 愛知県

愛知県の平均価格は+1.0%の3,071万円と反転上昇した。一方で平均土地・建物面積は縮小し、平均築年は+0.4年築古化している。中部圏(4県)全体では+1.0%の2,507万円と2ヵ月連続で上昇した。

  • 宮城県・福岡県

宮城県の平均価格は-5.8%の2,473万円と連続の下落。前年同月比は+4.8%と依然としてプラスを維持している。

福岡県の平均価格は+11.1%の2,426万円と大きく上昇に転じた。平均築年が-1.7年と若返りを見せており、価格上昇の要因と考えられる。

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●主要都市の平均価格動向

東京23区は前月比-2.3%の10,397万円で、1億円台は4ヵ月連続で維持したものの下落が続く。都下も-5.5%の4,037万円と連続の下落。横浜市は-3.7%の4,555万円で3ヵ月連続の下落となっている。川崎市は-12.1%の5,202万円と再び下落に転じた。相模原市は+6.2%の3,485万円と3ヵ月連続上昇。千葉市は+10.0%の3,298万円と大きく反転上昇した。さいたま市は+3.4%の4,154万円と連続上昇。

首都圏は東京23区と都下、横浜市が連続で下落した。川崎市は前月の反動で下落。相模原市とさいたま市は連続上昇。

大阪市は前月比-36.2%の3,896万円と2ヵ月連続で大きく下落。2022年後半から高額物件の影響で価格が乱高下してきた大阪市だが、2023年に入って初の3,000万円台である。堺市は+8.2%の3,041万円で3ヵ月連続下落から上昇に転じた。神戸市は-6.4%の2,917万円、京都市は-0.8%の4,689万円といずれも反転下落。

近畿圏主要都市は堺市のみ上昇した。

名古屋市は+0.7%の4,126万円と3ヵ月連続上昇した。前年同月比も+9.1%と高い水準である。

仙台市は+6.2%の3,179万円と再び上昇に転じた。前年同月比は+1.9%。

福岡市は+22.5の4,527万円と大きく上昇した。前年同月比も+26.6%と反転上昇。

●集計の方法

調査対象の条件:①敷地面積100~300㎡の物件 ②最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内の物件 ③木造 ④土地・建物ともに所有権の物件

対象地域

首都圏:東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県

近畿圏:大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県

中部圏:愛知県 岐阜県 三重県 静岡県

宮城県 福岡県 赤字はデータ掲出都府県

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ (株)東京カンテイ 市場調査部
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