【2023年11⽉発表】中古木造一戸建て住宅平均価格月別推移
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東京カンテイ プレスリリース / 中古木造一戸建て住宅平均価格 2023年11月9日
主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移
10月 首都圏の中古一戸建て平均価格は前月比+5.2%の3,990万円 東京都が2ケタ上昇
近畿圏は-0.9%の2,848万円で反転下落、中部圏は+2.4%の2,567万円と上昇続く
- 首都圏
10月の首都圏中古一戸建て住宅価格は、前月比+5.2%の3,990万円と反転上昇した。都県別では東京都が+16.4%の6,622万円と大きく反転上昇。東京23区の平均価格上昇が影響している。神奈川県は-3.2%の4,015万円と5ヵ月連続の下落。前年同月比もマイナスに転じた。千葉県は+1.9%の2,740万円で反転下落。埼玉県は-1.9%の2,822万円と再び下落に転じた。神奈川県は築浅化が見られるものの価格の下落が止まらない状況である。首都圏全体では東京都の価格が牽引し、上昇に転じた。
- 近畿圏
近畿圏(2府4県)の平均価格は、前月比-0.9%の2,848万円と反転下落した。主要府県では、大阪府は+3.8%の3,268万円で反転上昇。兵庫県は-4.9%の2,748万円と下落に転じた。京都府は-0.5%の3,475万円と4ヵ月連続上昇から反転下落した。兵庫県の下落が、近畿圏全体の水準を下げた形となった。
- 愛知県
愛知県の平均価格は-1.3%の3,031万円と再び下落に転じた。平均築年は前月比・前年同月比ともに築浅化している。中部圏(4県)全体では+2.4%の2,567万円と3ヵ月連続で上昇した。
- 宮城県・福岡県
宮城県の平均価格は+10.3%の2,728万円と大きく上昇に転じた。前年同月比でもさらに水準を高めている。
福岡県の平均価格は+3.1%の2,502万円と連続で上昇した。前年同月比はマイナスに振れたが、2022年10月も2,512万円と高い水準であった。
●主要都市の平均価格動向
東京23区は前月比+22.4%の12,723万円と反転上昇し、2014年4月の集計開始以降最高価格となった。新宿区や目黒区などで高額事例が複数見られた。都下は+2.6%の4,141万円と反転上昇。横浜市は+8.9%の4,959万円で3ヵ月連続下落から反転上昇した。川崎市は-8.8%の4,743万円と連続で下落し、8ヵ月ぶりの4,000万円台。相模原市は-14.7%の2,971万円と大きく反転下落した。千葉市は-7.9%の3,036万円、さいたま市は-4.3%の3,975万円といずれも反転下落。
首都圏は東京23区が高額事例により平均建物面積も大きく拡大。郊外3都市はすべて下落した。
大阪市は前月からの反動で+30.8%と大きく上昇し5,095万円となっている。堺市は+5.8%の3,217万円で連続上昇した。神戸市は+5.3%の3,072万円で反転上昇。京都市は+5.0%の4,923万円と、こちらも上昇に転じた。
近畿圏主要都市はすべて上昇した。
名古屋市は-11.4%の3,656万円と3ヵ月連続上昇から反転下落した。前年同月比もマイナスに振れた。
仙台市は+12.0%の3,559万円と連続の上昇。前年同月比は+16.6%と大きく水準が高まった。
福岡市は-15.7%の3,815万円と反転下落。前月からの反動と見る。
●集計の方法
調査対象の条件:①敷地面積100~300㎡の物件 ②最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内の物件 ③木造 ④土地・建物ともに所有権の物件
対象地域
首都圏:東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県
近畿圏:大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県
中部圏:愛知県 岐阜県 三重県 静岡県
宮城県 福岡県 赤字はデータ掲出都府県
本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ (株)東京カンテイ 市場調査部
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