【2023年12⽉発表】中古木造一戸建て住宅平均価格月別推移
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東京カンテイ プレスリリース / 中古木造一戸建て住宅平均価格 2023年12月7日
主要都市圏・主要都市別／中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移
11月 首都圏の中古一戸建て平均価格は前月比＋2.1％の4,073万円 4,000万円の大台に
近畿圏は＋2.8％の2,928万円で反転上昇、中部圏は－6.2％の2,409万円で反転下落
- 首都圏
11月の首都圏中古一戸建て住宅価格は、前月比＋2.1%の4,073万円と連続上昇した。都県別では東京都が－0.7%の6,578万円。大きく上昇した前月から反転下落し、平均土地・建物面積はいずれも縮小した。神奈川県は＋3.4%の4,153万円と6ヵ月ぶりに上昇。前年同月比もプラスに転じた。特に土地面積の拡大が影響したと見る。千葉県は＋3.7%の2,842万円と連続で上昇した。埼玉県は＋3.9%の2,931万円と反転上昇した。東京都のみ価格が下落し首都圏全体では上昇率が縮小したが、2014年4月の集計開始以降初めて4,000万円の大台に乗せた。
- 近畿圏
近畿圏（2府4県）の平均価格は、前月比＋2.8%の2,928万円と反転上昇した。主要府県では、大阪府が－3.2%の3,163万円で下落に転じた。兵庫県は＋9.6%の3,011万円で反転上昇。京都府は＋2.8%の3,571万円と再び上昇に転じた。兵庫県は10ヵ月ぶりの3,000万円台で、前月とは打って変わって近畿圏の価格をけん引した。
- 愛知県
愛知県の平均価格は－3.2%の2,935万円と連続で下落し、3,000万円を割り込んだ。中部圏（4県）全体では－6.2%の2,409万円と3ヵ月連続上昇から反転下落した。
- 宮城県・福岡県
宮城県の平均価格は－7.6%の2,520万円と反転下落。前年同月比では－4.3年築浅であることからプラスを維持している。
福岡県の平均価格は－6.2%の2,346万円と下落に転じた。前年同月比でも水準を落としている。
●主要都市の平均価格動向
東京23区は前月比－3.0%の12,342万円と反転下落したが、前年同月比は依然として高い水準である。新宿区や目黒区は平均価格が下落したものの、港区で高額事例が出た。都下は＋3.8%の4,298万円で連続の上昇。横浜市は－3.9%の4,765万円で再び下落に転じている。川崎市は＋25.4%の5,947万円と反転上昇した。相模原市は＋9.9%の3,266万円と、前月からの反動で大きく上昇。千葉市は－1.4%の2,995万円、さいたま市は－1.5%の3,915万円といずれも連続で下落した。
首都圏は東京23区と川崎市が高水準となっている。郊外3都市は相模原市のみ上昇し、他は下落が続いた。
大阪市は－10.2％の4,575万円と大きく反転下落。前年同月比は引き続きマイナスの水準である。堺市は－3.9%の3,093万円で下落に転じた。神戸市は＋7.1%の3,289万円で連続上昇。京都市も＋3.7%の5,107万円と連続で上昇した。
近畿圏主要都市は大阪市と堺市が下落。
名古屋市は＋3.9%の3,798万円と再び上昇に転じたものの、前年同月比は依然としてマイナスである。
仙台市は－13.5%の3,078万円と大きく下落に転じた。平均土地面積の縮小や築古化が影響したと見る。
福岡市は＋8.0%の4,121万円と反転上昇した。
●集計の方法
調査対象の条件：①敷地面積100～300㎡の物件 ②最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内の物件 ③木造 ④土地・建物ともに所有権の物件
対象地域
首都圏：東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県
近畿圏：大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県
中部圏：愛知県 岐阜県 三重県 静岡県
宮城県 福岡県 赤字はデータ掲出都府県
本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ （株）東京カンテイ 市場調査部
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