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【2024年1⽉発表】中古木造一戸建て住宅平均価格月別推移

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東京カンテイ プレスリリース / 中古木造一戸建て住宅平均価格     2024年1月11日

主要都市圏・主要都市別/中古木造一戸建て住宅平均価格 月別推移

12月 首都圏の中古一戸建て平均価格は前月比-6.7%の3,799万円 東京都が連続下落

近畿圏は-6.9%の2,727万円で反転下落、中部圏は+3.2%の2,487万円で反転上昇


  • 首都圏

12月の首都圏中古一戸建て住宅価格は、前月比-6.7%の3,799万円と反転下落した。都県別では東京都が-8.3%の6,035万円と連続で下落。神奈川県は+2.2%の4,246万円と連続上昇した。千葉県は-1.9%の2,788万円と2ヵ月連続上昇から下落に転じた。埼玉県は-8.5%の2,681万円と反転下落。前年同月比も大きくマイナスに振れ、-10.8%の水準となっている。平均土地・建物面積が縮小し、築年数も進んだ。首都圏全体では前月、2014年4月の集計開始以降初めて4,000万円となったが、12月は東京都と埼玉県が大きく下落。全体の数字を押し下げた。

  • 近畿圏

近畿圏(2府4県)の平均価格は、前月比-6.9%の2,727万円と再び下落に転じた。主要府県では、大阪府が-3.3%の3,059万円で連続の下落。兵庫県は-7.4%の2,787万円で反転下落した。京都府は-6.0%の3,358万円と下落に転じた。3府県が全て前月比・前年同月比ともに下落し、近畿圏全体も反転下落した。

  • 愛知県

愛知県の平均価格は、築浅化により+5.6%の3,098万円と反転上昇。再び3,000万円台に乗せた。中部圏(4県)全体では+3.2%の2,487万円と上昇に転じた。

  • 宮城県・福岡県

宮城県の平均価格は+2.5%の2,583万円と反転上昇。前年同月比では築古化し、平均価格がマイナスに振れた。

福岡県の平均価格は+6.6%の2,502万円と上昇に転じた。前年同月比は築浅化が進み、大きくプラスに転じている。

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●主要都市の平均価格動向

東京23区は前月比-9.9%の11,119万円と連続の下落。前年同月比は+21.5%と高い水準を維持した。都下は-5.9%の4,043万円で反転下落。横浜市は+12.2%の5,344万円と大きく反転上昇した。築年数が-3.2年若返ったためと見る。川崎市は-4.1%の5,706万円と前月からの反動で下落に転じた。相模原市は-2.9%の3,171万円と反転下落。千葉市は+2.7%の3,077万円、さいたま市は+3.0%の4,034万円といずれも反転上昇。

首都圏は東京23区の高額事例が減少し、価格の下落が続いた。都下は前月比・前年同月比ともにマイナスに転じた。

大阪市は+14.8%の5,254万円と大きく反転上昇。2022年12月の平均価格が7,000万円台であったため、前年同月比は引き続きマイナス。堺市は-10.7%の2,761万円と連続で下落した。神戸市は-4.1%の3,154万円と反転下落。京都市も-10.5%の4,573万円と下落に転じた。

近畿圏主要都市は大阪市のみ上昇。

名古屋市は+8.9%の4,137万円と連続で上昇した。前年同月比は-1.2%と引き続きマイナスの水準である。

仙台市は築浅化したものの、-2.8%の2,993万円と連続の下落。前年同月比は大きくマイナスに転じた。

福岡市は+11.4%の4,591万円と連続上昇した。

●集計の方法

調査対象の条件:①敷地面積100~300㎡の物件 ②最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内の物件 ③木造 ④土地・建物ともに所有権の物件

対象地域

首都圏:東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県

近畿圏:大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県

中部圏:愛知県 岐阜県 三重県 静岡県

宮城県 福岡県 赤字はデータ掲出都府県

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本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ (株)東京カンテイ 市場調査部
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