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物置にしていませんか? 子供が独立して空いてる子供部屋の活用方法

コラム

不動産コラム

いつかは家を離れて巣立っていく子どもたち。その時期はそれぞれですが、例えば遠くの大学へ入学した。あるいは会社に就職し、社会人として独立した、結婚をしてべつにいえを構えたなどのケースがあるでしょう。
いずれにしろ、それまで使っていた子ども部屋が空き部屋になるわけですから、不要になった居室をどう使うかが楽しみでもあり、悩みどころでもあります。
よく見受けられるのは、そのまま物置になってしまうケースです。
せっかくですから、上手に活用してみませんか?

書斎や趣味の部屋に

一つは間取りをかえずに、そのまま他の用途に振りかえるという方法です。
空いた部屋を使うのが男性である場合、圧倒的に多いのが書斎にしたいという希望です。
家の中で一人になれる場所は、お風呂やトイレだけだったというご主人にとっては、書斎はまさに男の夢といえるかもしれません。
似たような方法として考えられるのは、趣味の部屋としての利用です。この場合は男女を問わず、さまざまな活用が可能でしょう。
音楽好きならオーディオルームや楽器演奏のできるスタジオに。ホームシアターなども素敵です。
もちろん絵やクレイアート、フラワーアレンジメントなどのアトリエとしてご自分の趣味を存分に楽しむというのもよいものです。
「空いた部屋を物置にしないために」と冒頭に記載しましたが、実際には収納スペースとして使いたいという希望は結構多いものです。
その場合は、何でもかんでも詰め込むのではなく、ストックヤードとして機能的な収納家具などを新たに設置し、有効に利用していきたいものです。

リノベーションを絡め広々と使う手も

もう一つの利用法として、他の部屋と合体させて広く使うという方法があります。この場合は、壁を取り払ったり設備機器をいじったりするリノベーションを行います。
代表的な例がリビング、ダイニングと一体化させ広々と使う間取りの変更です。
キッチンは対面式にするなど、友人・知人たちを招いて楽しめる空間を実現するというのはいかがでしょうか。
これなら、独立した子どもが孫をつれて遊びにくる時などにも共有スペースが広く取れて役に立つ機会が多くなるでしょう。

ところで、考えてみると住宅の中に子ども部屋が必要な期間は、せいぜい10年程度です。
とすると、家を建てる当初から、将来のことを考えた子ども部屋づくりを考えておいた方が良いのかもしれません。
子ども部屋の配置や、取り外しできる間仕切りの採用などで、将来のリノベーションがずいぶん容易になると思われます。
また、このようなリノベーションを検討する際には、老後を見据えてバリアフリー対策もしておくといいでしょう。
廊下や階段に手すりを設けたり、トイレや浴槽などの水回りを広くしたり、段差を解消するなど、細かな部分までぜひ配慮しましょう。
子どもたちの巣立ったご夫婦にとって、自分達の安心・安全な住環境づくりも大切なことです。