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売却時に少しでも高く売るため気をつけておくこと

コラム

不動産コラム

転勤や転職で生活拠点が変わる、ライフステージ、家族構成が変化したなどの理由でマイホームを手放すことは、誰にでも起き得ることです。
そんなときに皆が意識するのは「住宅を高く売りたい」といったことではないでしょうか。

住宅を高く売却するためには日頃の準備が重要

お住まいの住宅の傷みが少なくきれいな家であれば、比較的に高い価格で売却でき、新たな生活を始めるにあたってもプラスになります。
マイホームの売却は自分には関係のないことだと決めつけず、普段から「少しでも家を高く売却するにはどういったことに注意すればよいか」を考えながら、適切な維持管理について意識してみましょう。

毎日の掃除と計画的なメンテナンスがポイント

少しでも高く売るために必要になる具体的な方法は、「できる限り新築と同じ状態」を保ち続けることです。
そのために基本となるのが「こまめな掃除、季節ごとに行う定期的な手入れ、長期的な計画のもとで行うメンテナンス」です。
いくつかポイントに分けてご紹介いたします。

ポイント1:毎日の掃除とハウスクリーニング

まず、掃除は毎日がベスト。簡単でもいいので毎日行っていれば、週に1回程度行うのと比べても汚れの目立ち方が違いますし、埃がたまりやすい箇所や湿気がこもりがちな場所など家の汚れや傷みが発生しやすい部分が把握できます。
他にも、家のきしみなどちょっとした変化にもいち早く気付けるため、家族で分担するなど工夫して、できる限り毎日行いましょう。
また、売却の直前になったタイミングでハウスクリーニングを頼み、徹底的に綺麗にしておくと見積もりが好評化になる傾向にあります(リフォームに30万円を投資し、物件の見積り金額が50万円上がったケースもあります)

ポイント2:季節に応じたお手入れ

四季のある日本では、季節ごとの手入れも重要です。
ポイントとしては、梅雨時の湿気対策と雨漏りの有無の確認、夏に行う家の周りの草刈、網戸の点検など虫の進入対策、秋口の台風への備えと台風による傷みの確認や補修、冬の暖房による結露対策などが挙げられます。
雨漏りのチェックや結露対策を怠ると、湿気によるカビや腐食が起こり、家の寿命を縮めることになりかねません。年末の大掃除を、年に2回に分けて行い定期的に住宅の状態を確認できるようにしておきましょう。

ポイント3:建物や設備機器のメンテナンス

さらに、長期的なプランを立てて行わなければならないのが、建物の修繕や設備機器の交換などのメンテナンスです。
給湯器などの設備の点検や交換、一戸建てであれば外部塗装の塗り直しなどは、それぞれ目安となる時期があるため、購入時に不動産会社や建築会社の専門家に確認するなどして、適切なタイミングで行うことが大切です。
台所やお風呂、洗面所などの水回りが綺麗な物件の場合、物件の査定価格が高くなる傾向があるため、水回りの耐久年数が古くなっている際は、思い切って入れ替えてしまってもよいかもしれませんね。

高く売れるマイホームは快適な住まい

マイホームをきれいで傷みのない状態に保っておくことで、売却時の印象は大きく変わってきます。
また、こうしたメンテナンスは売却時の査定価格に影響するだけでなく、家を安全、快適に暮らせる状態に保つことにもつながっています。
つまりマイホームを高く売るための適切な管理と、安心して暮らせる住まいとして維持するためのメンテナンスは、共通しているといえるのです。
マイホームを少しでも高く売却できる資産として維持するために、また安全で快適な住まいとして維持するために、日ごろからしっかりとした手入れを心掛けていきましょう。