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気に入った物件はすぐに申し込めるように準備が必要

コラム

不動産コラム

マイホーム購入を検討する段階では、家族それぞれの希望があると思いますが、全てを叶えるというのは難しい上に、こだわりが多すぎると購入までに時間を要してしまうことになります。
住宅の購入権利は原則として申し込み順ですから、人気が高い物件ほど早く決めて申し込まなくてはなりません。

家族の意見が合わずに迷っていると、気に入った物件の購入を逃すことにもなってしまいます。
住宅購入をスムーズに進めるためには、住宅を探す前に、まずは家族でしっかり希望条件を話し合って、優先順位をつけておくとよいでしょう。

住みたい地域、間取り、環境などの条件を出し合う

家族各々からマイホームに対する希望条件を項目ごとに出してもらい、それらの優先順位をまとめていきます。
一戸建てかマンションかといったこと、間取りや広さ、立地、環境と項目ごとに考えていくと整理しやすいでしょう。

この中で、「どうしても今住んでいるエリアに住みたい」「子どもを転校させたくない」「駅から徒歩10分以内は譲れない」というのが絶対条件であれば、立地が最優先事項となります。
上下階に気を使いながら生活するのは苦痛なので土地を持ちたいといった場合はマンションではなく一戸建て、どうしても2人の子どもに部屋を与えたいので4LDK以上ないと困るといった場合は間取りや広さを優先するとよいでしょう。

これらと併せて予算を検討する必要もあります。
予算によっては、希望条件の入れ替えが発生する可能性もありますので、そういった可能性も視野に入れておくと慌てないですみます。
検討の際には、用意できる頭金はどのくらいか、自分の年収では住宅ローンはどのくらい借り入れができるのかを銀行や不動産会社に確認しておくとよいでしょう。
また、夫婦共働きの場合は持分を共有とし、それぞれでローンを組むというのが一般的ですが、配分の仕方によっては余計な税金がかかってしまうこともありますので、事前に専門家に相談しておきましょう。
さらに、相続税なんてまだ当分先のことなどと考えずに、何かの事情で売却しなければならない事態も想定して、購入前に相続税についても専門家に相談しておけばより安心でしょう。

希望条件は優先順位をつけてまとめる

希望条件がそろって優先順位を決めたら、さらに妥協できるポイントやどうしても譲れないポイントを書き出しておきます。
このようにしておくと不動産会社はその希望条件やどこまで妥協するかの基準に沿って物件をスムーズに探すことができます。
不動産会社がいくつかの候補物件を提示してくれますので、気に入った物件は必ず現地に訪れて実際に確かめましょう。
そして、希望条件と合っているかをチェックします。その際に周辺や最寄り駅までの道のりを実際に歩いてみるといいでしょう。
書類上ではわからない新たな発見や見落とした点に気付くことがあります。

家族全員が満足するマイホームを手に入れるためにも、まずは希望条件を話し合うことから始めることが大切です。