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マンションに買い換えると月々どんなお金がかかるの?

コラム

不動産コラム

一戸建てからマンションへ

子ども部屋も確保したマイホーム。ローンが完済したころには、子どもたちは巣立っていき夫婦ふたりでは広すぎる間取りとなってしまうことも。
また、広さ重視で駅からのアクセスが悪かったりバリアフリーに対応していなかったりと、これからの人生を考えた場合、住みにくい点が出てきて買い換えを検討する方も多いのでは?
利便性を考えて駅前のマンションへ住み替えをした場合、月々どんなお金がかかるのかをみていきましょう。

マンションでは暮らし始めてから維持費がかかります

マンションでは、管理費・修繕積立金・駐車場代・駐輪場代などがかかってきます。
分譲マンションは、各戸にオーナーである区分所有者とその家族が住んでいる集合住宅です。
集合住宅のため日々の管理を専門の管理会社に委託するのが一般的。

管理会社は廊下や階段、集会室といった共用部の掃除や、エレベーターや自動ドアなどの各設備の点検、外壁や屋上の修繕、植栽の管理などを行います。
区分所有者はそのための費用を管理費として毎月支払います。
管理費の金額は各戸の広さによって決まりますが、一般的にはおよそ1〜3万円/月が目安となります。
しかし、コンシェルジュが常駐していたり、トレーニングジムがあったりなど施設の充実度によってはもっと高額になる場合もありますので、マンション購入時には確認しておくようにしましょう。

また、マンションでは大規模修繕といって10〜12年に一度を目安に、建物そのものをきれいに修繕する工事を行うため、その費用を毎月修繕積立金として備えることになります。
費用の目安は、一般に1㎡あたり200〜300円/月といわれています。
修繕では雨水の侵入を防ぐための防水加工、廊下や階段、エントランスの修繕、外壁のクリーニングなどを行います。
そのほかに、駐輪場や駐車場を使用する場合は別途料金を支払うことになります。
エリアにもよりますが、駐輪場は1台につき100〜300円/月、駐車場は数千円から3万円/月というのが一般的なようです。

これらをまとめるとマンションライフにかかる費用としては月々5万円ほど。
さらに、マンションを購入した際に住宅ローンが発生した場合はその返済もあるので、資金計画はきちんと考えておくことも必要です。
修繕積立金は修繕計画の変更やマンションの劣化の度合いによって将来アップしたり、追徴金が発生したりすることもあるので、その点も頭に入れておきましょう。

管理・修繕積立金の滞納はタブー。支払い可能か見極めが大切

管理費や修繕積立金はローンの返済と異なり、滞納した場合でも即退去となることはありませんが、主として区分所有者たちで運営する管理組合で判断されることが多いようです。
最初は個別に通達されますがそれでも滞納を続けると、掲示板や会議の場で公開されることも。
マンション維持に必要な費用は区分所有者には支払う義務がありますので、滞納が続くと当然他の住民に迷惑をかけてしまいますし、一度迷惑をかけてしまうとその後の生活がしにくくなるおそれがあります。

そのために、無理のない支払いができるマンションを選ぶというのも、安心して暮らすためのポイントですので、事前にマンションを購入するときの費用と暮らし始めてからかかる費用を確認しておきましょう。
ご自分の貯蓄や収入・支出とのバランスも考えておく必要があります。