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不動産を売却する際の査定方法にはどんなものがある?

コラム

不動産コラム

不動産を売却する際の2つの査定方法

不動産の売却を検討している方が一番気になるのは「自分の不動産がいくらで売却できるのか」ということではないでしょうか。
売却価格を知るためにはまず、不動産会社などに不動産の査定をお願いすることになりますが、不動産の査定には大きく2種類の方法があります。

(1)机上査定(簡易査定)

(2)訪問査定(実査定、詳細査定)

◆机上査定とは

机上査定(簡易査定)は、実際の物件を見ることなく、過去の取引データをもとに机上で簡易的に査定することから、このように呼ばれています。

査定の依頼主にヒアリングを行い、対象となる不動産の主要条件について、実際に近隣で取引された事例と比較して金額を算定します。

特に中古マンションを売却する場合、同じマンションで直近の取引があれば、実勢価格に近い査定額を得ることができます。

◆訪問査定とは

一方、訪問査定(実査定、詳細査定)は机上査定で概算した後、実際の立地や建物を見て査定を行います。

この査定方法では、
・周辺環境
・接道状況(どのように道路と接しているか)
・隣接地との境界状況
・建物の構造
・築年数と建物の状態
・設備や使用状況(手入れの具合)
などの条件を細かく見たうえで金額を算定します。

一軒一軒状態が異なる中古の一戸建てを売却する場合では特に、訪問査定が用いられます。
また、中古マンションを売却する場合でも、専用部分の使用状態によって査定額が異なるケースもあり、より確かな査定額を知りたい方は訪問査定を依頼した方がよいでしょう。

◆机上査定を依頼する際の準備

机上査定を依頼する際は事前に、売却を検討している不動産の概要をきちんと把握しておくようにしましょう。

査定で必要な情報として代表的なものは、
・住所(マンションの場合はマンション名も)
・建物の構造(木造、鉄骨造、鉄筋コンクリート造など)
・土地建物の面積(マンションの場合は専有面積)
・築年
・間取り
・戸建ての場合は駐車場の有無
・その他特徴(マンションの場合は最上階、角部屋など)
などがあります。

◆訪問査定を依頼する際の準備

訪問査定を依頼する際はできれば、購入時の資料として
・パンフレット
・重要事項説明書
・売買契約書
などを用意しておくと、査定がスムーズに進みます。

査定結果について

不動産を売却する場合でも、その不動産には持ち主の思い入れがあり、一戸建ての注文住宅やリフォーム後のマンションなどでは特に強くなりがちです。

しかし、不動産の査定では客観的な市場価値を算定するため、
自分がよいと思ってもいても奇抜な間取りや外観、高額な設備といった部分が査定額に反映されない、あるいはマイナス査定になることもあります。
不動産の査定はあくまで客観的な評価として受け止め、売却の検討を進めるのがよいでしょう。