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【購入後に後悔しない】家を買う前に気をつけるポイントとは?

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【購入後に後悔しない】家を買う前に気をつけるポイントとは?

ライフイベントをイメージしたとき、おそらく多くの方が「家の購入」を考えることでしょう。

家族が安心して暮らせるよう、長く住める家を選びたいところですが、購入してから後悔することも少なくありません。「後悔」と言っても家自体に問題はなく、家族構成や周辺環境などが要因ということもあります。

今回は、家を購入してから起こりやすい後悔と、後悔を避けるために意識すること、家を購入してから得られるメリットについてご紹介いたします。

■家の購入後に後悔しやすいこと

家の購入で後悔をしないために事前に後悔しやすいポイントを知っておくのは大事なことです。

・購入後に後悔しやすいポイント「家選び」

内覧で間取りや部屋の広さをしっかり確認したのに、収納が欲しい場所にない、音や匂いが気になる、畳の和室はいらなかった、など実際に住んでみると自分や家族のライフスタイルにあっていなくて後悔するケースは多いです。

家選びでは他にも、中古物件の老朽化などに注意が必要です。相場よりも安価な物件には安いなりの理由があり、気になる場所を修繕しているとかえって高くついてしまうこともあります。

・購入後に後悔しやすいポイント「立地」

第一印象とは異なり、ハザードマップで見ると浸水被害の多い地域に指定されていたり、あるいはスーパーや通勤に使う駅などが遠くて不便に感じたりする立地もあります。

家の立地は子どもにも重要で、ちゃんとチェックしておかないと、通学時の交通手段がない、保育園の空きがない、などの問題で悩む人もいます。

・購入後に後悔しやすいポイント「資金計画」

資金計画で意外に忘れがちなのが頭金や諸費用です。毎月のローンの返済はしっかり考えていたのに、火災保険料や税金関係までは気が回らず、予算オーバーで家を諦めたり、毎月の支払いで家計が火の車になったりするケースも多いです。

・購入後に後悔しやすいポイント「その他」

予想がつかない急な転勤や隣人トラブルなども珍しいことではありません。また、ハウスメーカーや不動産会社を慎重に選ばないと納得のいかない施工で後悔する可能性もあります。

■購入前に意識したい後悔を避ける3つのこと

上記で後悔しやすいポイントをご紹介しましたが、ここからはどうしたら後悔しないかにフォーカスをあてていきましょう。

・購入前に意識したいこと

後悔を未然に防ぐことを意識した準備の一例をご紹介します。

<住んでいる姿をシミュレーションしてみる>

家を購入する前に必ずやっておきたいのが、住んでいる姿をシミュレーションしてみることです。家具を配置してもスムーズに移動できるか、冬場コートをかけておくスペースはあるか、室内干しは大丈夫か、などできるだけ細かなことまで考えておくと後悔が少なくてすみます。

<周辺環境に注意する>

購入を考えている家の周辺環境もチェックしておきましょう。例えば、大きな空き地や畑があると、将来そこに高層マンションが建設されて、日当たりが悪くなる可能性もあります。家を購入すると長く住むことになるので、現状だけでなく将来も見据えて判断するのが得策です。

<妥協しない>

家の購入は妥協しないのが後悔をしないコツです。妥協するより相談しましょう。慣れない家の購入はわからないことだらけ。経験豊かなハウスメーカーや不動産会社で相談すればいろいろな情報も手に入り、良い知恵が浮かぶかもしれません。

■家を購入するとどんなメリットがある?

家の購入は大変な作業ですが、持ち家ならではのメリットもたくさんあります。

・持ち家だから活用方法が自由

賃貸は騒音源となるピアノやペットNGなどの制約がある場合が多く、また、退去時は原状回復をしなければいけないのでリフォームもなかなかできません。けれど、持ち家ならそんなことを気にしなくても大丈夫です。ペットを飼うのも自由、壁紙や床のフローリングの模様替えなどカスタマイズも思いのままです。

・住宅ローン控除の還付金が受けられる

ローンの返済と家賃を天秤にかけると無理して家を買う必要があるのかと首をひねる人も多いですが、住宅ローンには確定申告を行うことで受けられる住宅ローン控除があることも忘れてはいけません。

一定の要件がありますが、還付金は10年間で最大400万円にもなります。所得税がお得になる上に家という資産が残るのはとても魅力的です。(購入する物件の種別により控除額は異なりますのでご注意ください。)

・社会的信用を得られる

家の購入では住宅ローンを組むことが多いですが、住宅ローンの審査に通るということは社会的な信用が得られたという証になります。金融機関の審査では、収入や蓄え、過去の借金やクレジットの支払い履歴などを厳しく審査され、それらが一定の基準をクリアしなければローンは組めないからです。

・賃貸よりも設備が良い

物件にもよりますが、分譲住宅や分譲マンションは同等の広さの賃貸物件よりも設備のグレードが高い傾向にあります。長く住むことを考えて設備もしっかりした物が選ばれているというのが主な理由です。

・後悔し続けずに家の売却を考えよう!

家を購入後に後悔するケースは多く、中には強いストレスとなる場合もあります。もし、買ったことを後悔し続けるなら、それは安心して暮らせる我が家とは呼びにくいですね。そんなときは思い切って売却という手段をとるのも良い方法です。

家を購入するときは、周辺の環境やお金、将来も含めてじっくり検討する必要があります。

頼りになる不動産会社をパートナーにして、安心して暮らし続けられる家選びをしましょう。

※本コラムの内容は令和3年1月7日現在の法令等にもとづいております。年度途中に新税制が成立したり、税制等が変更になったりするケースがありますのでご了承ください。また、詳細について知りたい方は、お近くの税務署や税理士などにご確認ください。