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大切なペットと暮らしたい!購入するならペット可物件とペット共生物件の違いを把握しよう

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大切なペットと暮らしたい!購入するならペット可物件とペット共生物件の違いを把握しよう

ペットと暮らす人にとって、ペットは大切な家族であるため、物件を探す際には優先的にペットが暮らしやすい物件を探すのではないでしょうか。ペットと暮らせる物件はペット可、もしくはペット共生と書かれていることがありますが、違いについてご存じでしょうか?

今回は、ペット可物件とペット共生物件の違いについて解説します。

■ペット可物件とは

ペット可物件とペット共生物件では、設けられている設備や利用規約が異なります。まずはペット可物件について知り、ペットと快適に暮らせる環境とはどのようなものかを考えていきましょう。

・ペット可物件とは?

ペットを飼うことが認められている物件のことをペット可物件と言います。物件によって異なりますが、「犬または猫のみ1匹まで可」「小型犬のみ可」などと管理組合で飼育するペットの種類や大きさ、頭数が決められている場合がほとんどです。また比較的物件数が多く、希望に沿った不動産を見つけやすいことが特徴として挙げられます。

・ペット可物件のデメリット

ペット可物件で注意しなければならないのは、あくまでも「ペットの飼育が許可されている物件」ということです。もともとは人が暮らすことを想定して建てられた物件のため、ペット用の設備がなく、ペットとの生活に不便さを感じる可能性があります。また、ペットを飼っていない居住者も多く、においや騒音などによるトラブルが起きるリスクも考えられるでしょう。

■ペット共生物件とは

A「ペット可物件がペットを飼育できるのなら、ペット共生とはどのような意味なんだろう?」

B「ペット共生物件は、文字通りペットとともに暮らすための物件です。そのため、暮らしの快適性や利便性に違いがあります。」

ここからはペット共生物件について解説します。ペット可物件との違いを比較し、自分とペットの暮らしにとってどちらの物件がよいのか考えてみましょう。

・ペット共生物件とは?

ペット共生物件とは、ペットと一緒に住むことを前提に建てられた物件を指します。そのため、ペット専用の設備が整っており、床や壁なども傷付きにくい素材で作られている場合がほとんどです。ペット可物件が人の暮らしを中心とした物件である一方、ペット共生物件は飼い主とペットが生活しやすいよう配慮された物件と言えるでしょう。

・ペット共生物件のメリット

ペット共生物件のメリットは、やはりペットのための設備が充実していることでしょう。居室内では通り抜け防止用のフェンスやリードフック、トイレ用スペースなどがあり、におい対策も施されています。共用スペースにはドッグランや足洗い場、グルーミングルームといった設備があることに加え、トリマーの出張などペットのお世話に関するサービスを行なっている物件もあるようです。

また、ペットの飼育に関する規則も整っているため、住人同士でトラブルが発生してしまう心配も少なくて済むでしょう。

・ペット共生物件のデメリット

ペット共生物件は物件数が限られているため、希望通りの物件はなかなか見つかりにくいことがデメリットに挙げられます。また設備が充実している分、価格や管理費が高いこともペット共生物件ならではの難点です。

■ペットと暮らしやすいのはペット共生物件

費用面を考えればペット可物件よりも負担が大きくなるものの、ペットと安心して暮らすための環境が充実しているのはペット共生物件です。居住者のほとんどがペットと暮らしている、またはこれからペットを飼う予定の人であるため、大型犬の飼育や多頭飼いにも理解が得られやすく、万が一トラブルが起きた場合でもスムーズに解決できるでしょう。

ただし、ペット共生物件は物件数が限られているため、希望のエリアや価格帯を広げて探さなければならない可能性もあります。その際は不動産会社に設備や生活の希望を明確に伝え、ペットと一緒に住みたいことを強調しておきましょう。

■まとめ

ペット可物件にするか、ペット共生物件にするかによって、ペットとの暮らしの快適性は大きく変わります。よって不動産を購入する際は、物件の設備や規約内容をしっかり確認することが大切です。そうすれば、ペットとの理想的な暮らしがより実現しやすくなるでしょう。