【2025年9⽉発表】分譲マンション賃料月別推移
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東京カンテイ プレスリリース / 分譲マンション賃料 2025年9月16日
三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移
首都圏8月 前月から概ね横ばいの3,857円/㎡で上昇一服、周辺3県での弱含みが影響
近畿圏は大阪エリアでの弱含みや事例シェア縮小などで下落傾向 中部圏は目立った変動なし
【8月の分譲マンション賃料 三大都市圏・都府県】
2025年8月の首都圏・分譲マンション賃料は、周辺3県での弱含みが影響して前月から概ね横ばいの3,857円/㎡となり、昨年12月以降の上昇傾向は一服した。都県別で見ると、東京都は+0.3%の4,668円/㎡と小幅ながら9ヵ月連続で上昇した。一方、神奈川県(-2.3%、2,676円/㎡)ではやや軟調な正味トレンドに加えて平均築年数が1年以上も進んだことから比較的大きく下落した。同じく、平均築年数の進行が認められた埼玉県(-1.1%、2,132円/㎡)や千葉県(-0.5%、2,070円/㎡)でも続落となった。
近畿圏は大阪エリアでの弱含みや事例シェア縮小、平均築年数の進行などによって、前月比-1.1%の2,250円/㎡と3ヵ月連続で下落した。大阪府では築浅事例の減少で平均築年数が21.8年→23.3年と1年以上も進んだことで、-2.8%の2,571円/㎡と大きく水準を下げた。一方、兵庫県では+1.4%の1,828円/㎡と2ヵ月ぶりに上昇し、昨年11月に記録した直近1年間での最高値を僅かに上回った。
中部圏では前月から横ばいの2,022円/㎡、愛知県では-0.1%の2,073円/㎡とそれぞれ僅かな変動に留まった。年初以降、平均築年数の進行も相俟って徐々に水準が下がりつつある。
三大都市圏および都府県 直近1年間の分譲マンション賃料 (単位:円/㎡)


【8月の分譲マンション賃料 三大都市圏・主要都市】
首都圏主要都市の分譲マンション賃料は、東京23区で前月比+0.2%の4,860円/㎡と僅かながら9ヵ月連続で上昇した。各築年帯の賃料推移を見ると、新築事例シェアの縮小に伴って「築5年以内」のみマイナスとなったが、それ以外の築年帯は総じてプラスを示すなど、閑散期においても堅調な正味トレンドで推移し続けている。一方、横浜市(-2.1%、2,864円/㎡)やさいたま市(-2.5%、2,574円/㎡)、千葉市(-1.5%、1,963円/㎡)では軒並み大きく水準を下げる結果となった。いずれも平均築年数の進行が影響している。なお、横浜市においては当月と平均築年数が同程度であった昨年12月や今年2月の水準を下回っている。
近畿圏では大阪市で前月比-1.5%の3,114円/㎡と2ヵ月ぶりに下落したが、6月の水準は上回った。各築年帯の賃料推移を見ると、マイナスとなったのは「築11年~20年」のみで、築古物件を中心に上値を伸ばしつつある。一方、神戸市では平均築年数が1年若返ったことで+3.5%の1,965円/㎡と2ヵ月ぶりに大きく上昇、前年同月比はプラスに転じた。
名古屋市では前月比+0.4%の2,230円/㎡と小幅ながら2ヵ月ぶりに上昇した。各築年帯では大きく下落した「築5年以内」以外で目立った動きは見られなかった。
主要都市別 直近1年間の分譲マンション賃料 (単位:円/㎡)



「三大都市圏・主要都市別/分譲マンション賃料月別推移」について ●集計方法:賃料データは、東京カンテイのデータベースに登録された分譲マンションの "月額募集賃料"を行政区単位に集計・算出し、㎡単価に換算して表記。 ●集計対象:ファミリータイプのみ(専有面積30㎡未満の住戸、事務所・店舗用は集計から除外) ●集計地域および直近3ヵ月の流通事例数 首都圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県) : 46,351件 |
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