中古マンションや一戸建て、土地など不動産の売買は住友林業ホームサービスの「すみなび」

住友林業ホームサービス株式会社

【2025年10⽉発表】新築小規模木造一戸建て住宅平均価格月別推移

レポート

市況情報

東京カンテイ市況情報ヘッダ.jpg


東京カンテイ プレスリリース / 新築小規模木造一戸建て住宅平均価格     2025年10月9日

主要都市圏・主要都市別/新築小規模木造一戸建て住宅平均価格 月別推移

9月 首都圏の新築小規模一戸建て平均価格は+4.6%の5,905万円 東京都は連続上昇

近畿圏は+0.8%の4,033万円と4ヵ月ぶり上昇、中部圏は-0.1%の4,070万円


●首都圏

9月の首都圏新築小規模一戸建て住宅の平均価格は、前月比+4.6%の5,905万円と引き続き上昇した。都県別では東京都が+3.3%の7,402万円、神奈川県が+1.9%の5,152万円と3ヵ月連続の上昇。千葉県は+1.7%の4,549万円と上昇した。埼玉県は-3.6%の4,302万円と再び下落。東京都の上昇と戸数シェア拡大により、首都圏の上昇率が拡大したと考えられる。東京都は前年同月比で2ケタ上昇。

●近畿圏

近畿圏(2府4県)の平均価格は、前月比+0.8%の4,033万円と4ヵ月ぶりに上昇した。主要府県別に見ると、大阪府が-1.3%の3,947万円と下落。戸数は前月までの反動もあるが、前年同月比でも大きく減少している。兵庫県は+3.9%の4,387万円と上昇した。京都府は+2.0%の3,788万円と上昇し、前年同月比もプラスに振れた。

●愛知県

愛知県は-5.2%の4,266万円と下落したが、4,000万円台を維持し、前年同月比も高い水準にある。中部圏全体(4県)では-0.1%の4,070万円と僅かに下落した。前年同月比は引き続き+5%台。

首都圏は東京都と神奈川県が前年同月比で+10%前後の水準にあり、東京23区と横浜市がそれぞれ上昇をけん引したと見られる。近畿圏は大阪府が下落したものの、他の府県で上昇した。1.png


●主要都市の平均価格動向

東京23区は前月比+3.7%の8,426万円と上昇した。前年同月比は再び+10%を超えている。都下は-0.6%の4,986万円と3ヵ月ぶりの下落だが、直近の7月の価格は上回った。横浜市は+12.6%の5,656万円と3ヵ月連続で上昇。上昇率も大きく拡大し、2014年4月の集計開始以降最高価格となった。川崎市は-8.5%の5,537万円、相模原市は-1.7%の4,371万円と下落した。川崎市は前年同月も下回った。千葉市は+2.8%の4,196万円と3ヵ月ぶりの上昇。さいたま市は-0.9%の4,948万円。

大阪市は+2.6%の4,562万円と連続上昇した。堺市は+0.2%の3,628万円、神戸市は+8.8%の4,732万円と3ヵ月ぶりの上昇。京都市は-0.3%の3,841万円で、小幅ながら引き続き下落した。

名古屋市は-8.4%の4,713万円と最高価格となった前月から下落したが、前年同月比は高水準にある。

東京23区は再び上昇し、最高価格を更新。横浜市は神奈川区で、横浜駅徒歩圏の高額事例が見られた。

●集計の方法

調査対象の条件:①敷地面積50㎡以上~100㎡未満 ②最寄り駅からの所要時間が徒歩30分以内かバス20分以内の物件 ③木造 ④土地・建物ともに所有権の物件

対象地域

首都圏:東京都 神奈川県 千葉県 埼玉県

近畿圏:大阪府 兵庫県 京都府 滋賀県 奈良県 和歌山県

中部圏:愛知県 岐阜県 三重県 静岡県

赤字はデータ掲出都府県 

宮城県と福岡県は供給戸数が少ないため割愛。

2.png


3.png

本プレスリリースに関するお問い合わせ先︓ (株)東京カンテイ 市場調査部
※本記事の無断転⽤を禁じます