えいちょ

すみません。

色々ありまして、久しぶりのブログ更新でございます。

つい先日、えいちょ（母）が東京から福岡に約1週間滞在しておりました。

福岡に一人でくることと、うちの家にくることも初めてでございまして

飛行機も一人でのるのははじめてとのことでした。

初めてづくしですが、すみません。もう60さいです。

世間知らずすぎて申し訳ございません。

一人ではこれないとのことで、もう6年くらいが経過しておりましたが

決死の覚悟で初めて福岡にきました。

電車、飛行機でなんとかこれました。

せっかくきましたので、うちの家族の理解もあり

久しぶり、久しぶりの旅行にみんなで行ってまいりました。

母を旅行につれていくのは、恥ずかしながら初めてでございまして

初めて旅行にいきました。

とりあえず森の中の旅館にとまりました。

とりあえず森の空気をすえるだけすってきました。

（他の方の分まですってしまいました。足りなくなっていたら申し訳ございません。）

星を見たかったのですが、メガネを忘れて全くみれませんでした。

露天風呂つきのお風呂にとまりまして

さっそく母が露天風呂の石に足をぶつけまして、おもてなしをしてくれました。

なかなか粋の演出をしてくれました。

子供が大好きなので、子供をずっと見てもらって

私も何年振りか、少しほっとした時間を過ごすことができました。

ゆっくりお風呂に入ることができました。

ぼーっとできました。

帰りはソフトクリームを食べて、草原を歩いて粛々と自宅に帰宅しました。

自宅に帰宅してからは子供の面倒をずっと見てもらい

掃除してもらいごはんをつくってもらいました。

久しぶりにおにぎりを食べて、懐かしい味がしました。

親不孝行な私ですが、初めてといっていいくらいほんの少し孝行できたかと思います。

もう60なので、年1回会ったとして、80の寿命と考えても

あと20回くらいしか会えないと考えると、もう数を数える段階まできたかと思います。

お墓で祈る回数のほうがもしかしたら多くなってしまう段階にきたかもしれません。

時だけは待ってくれないですね。

ごはん食べている時も笑いすぎて泣いていました。

いつも一人だからたのしかったのかもしれません。

私の子供も帰ってからも「えいちょはどこにいった」と探していたようです。

残念ながらえいちょにはもう当分あえません。

仕事ではたくさんのご依頼をいただきまして、ほんとうにうれしい限りです。

ただ、その中ですみません。

少しだけ家族の時間をいただけたことに感謝申し上げます。

人からみたらくだらない時間かもしれないけれども

少しだけ有意義な時間が過ごせたかと勘違いしております。

今ある、今大切にできることに全力。精一杯。

いつも空回りしながら。

泥くさくコツコツと。

雨がふっても傘ささず。

たまにはフルスイングして。

私としてはもうこれ以上ないくらい親孝行ができたのでもう満足しました。

これからはもっと人の役に立てるように

社会貢献できるように、懸命にがんばります。

また仕事がんばります。

私も足りない部分もございますが、謙虚に頭下げて動きます。

偉そうなことはいいません。

今があるだけで十分です。

今後ともよろしくお願い申し上げます。

松村孟紀